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8月14日の記事

2013年08月14日

昨日、訪問介護事業所の所長様より、サービス提供責任者(サ責)の育成について悩
んでいる旨のご相談をいただきました。



・登録ヘルパーに対して、言いにくいこともはっきりと言えるサ責を育てたい。善意
のあまりに、計画外のサービスもしてしまうヘルパーに対しても、計画どおりに行動
するようはっきりと言えるサ責を育てていきたい。

・だからと言って、介護保険の決まりにこだわり過ぎて、ヘルパーのやる気を無くす
ようなサ責はよくない。

・ヘルパーの穴あけ、代行依頼(仕事の予定を急にキャンセルする)に対して、厳し
いことを言えるサ責を育てたい。



このような内容でした。



思うに、サ責とヘルパー、サ責とご利用者の関係が、「依頼する−される」、「サー
ビス提供する−される」の相互通行的な思考で成り立っているのでは難しいように思
います。

共によい場や関係性を創り出す思考を持つことで、相手側にどんな行動をとってもら
うのが良いのか、見えてくることがあるように思います。良い場や関係性のパズルを
組み合わせて完成させていくようなイメージです。



訪問サービスの質は、サ責の力量で決まると言われているくらいに、サ責は重要な役
割を担っています。ヘルパーとご利用者との組み合わせで、そのサービスが上手くい
くかは十中八九決まりますし、ヘルパーの稼働に無理がないかも常に気にかけておく
必要があります。



訪問事業所が持続的に発展するには、サ責育成のシステムは不可欠です。

「理屈をいうサ責」から「関係性を創るサ責」へ、所長様と共に取り組んでいきま
す!







  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 08:33│Comments(0)
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