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Posted by たまりば運営事務局 at

障害のある人と体を鍛えるということ

2014年03月23日

こんばんは。福祉社労士の前田です。



本日は、しずかと約10キロ走ってきました。

最高の天気で、気持ちが良かったですね。



障害のある人は、体を鍛える機会がなかなかありません。

通常の子が部活動でヘトヘトになるような経験が中々できません。



自分を振り返っても、部活動で厳しい環境におかれたり、体を鍛えられたりしたこと
が、

今、仕事をする上でも基本になっているように感じています。



だから、しずかに同じ経験をさせてあげたい。

今年は努めて、しずかと放課後に走ろう、筋トレしようと思います。



そして、その後には、しずかと同じような希望を持っている人向けに、

障害をもった人が心身を鍛えられる場を創ろうと思っています。

今ある福祉サービスを組み合わせて、創っていきます。



こんな前向きな気持ちになれるのも、しずかのお蔭ですね。

また、明日、一歩進めるよう頑張ります。



明日は、3連休の最終日、皆さま良い一日をお過ごしください。


  


  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 00:25Comments(0)

    バン―フーズ高橋社長の障害者雇用

    2014年03月21日

    こんにちは。福祉社労士の前田です。

    昨晩なのですが、品川同友会例会にお邪魔して、
    鎌倉のお弁当屋 ?バニーフーズ 高橋社長のお話しを伺ってきました。

    高橋社長は、現在50名の障害者を雇用し、鎌倉・逗子・葉山地域に、毎日800〜1,000
    食のお弁当を出しています。
    1,00食のお弁当のすべてが手作りで、添加物を使わない素材にこだわっています。
    通常、ありえない事だと思います。障害をもっている方の労働力がなせる業です。

    「良いものは必ずお客様に受け入れていただける」と、近隣の量販店が格安のお弁当
    を出す中、価格を維持しつつ地域のお弁当屋を続けています。
    看板商品は、「日本一高いのり弁」なのだそうです。

    高橋社長は、1983年創業、以後、何度も何年も経営危機が続き、
    莫大な借金を抱えた時がありつつも、17年間、ただお弁当を売ることだけを考えて自
    ら作り続けたのだそうです。

    そして、リーマンショックの最大の経営危機の時期に、
    同友会の紹介がきっかけで障害者を雇用することになります。

    障害者雇用の豊富な労働力が功を奏し、一気に経営が向上、障害者の雇用数も最初2
    名から始まったのですが、今では50名になったのだそうです。

    障害者を雇うと、大変なことはあるのだそうです。
    でも、その社員にとって一番何が良いのか考え実行してると、自然と上手い方向に行
    くのだとおっしゃていました。

    高橋社長が、障害のある方が会社に来た時の様子を話して下さしました。

    最初に雇用されたN子さんは、社員一人一人に挨拶をします。
    N子さんは、「はい」と良い返事をします。
    「何でもはいと言うな」というと、また「はい」と返事が返ってきます。
    社内の雰囲気が一気に和みました。

    二人目のE子さんは、「がんばってね」と言うと、緊張しててんかんを起こすのだそ
    うです。
    E子さんにどんな声をかけようか、社員は思案していました。
    E子さんは、本当に良く掃除をしてくれるので、ある社員が「自分たちが気持ちよく
    仕事ができる、ありがとう」と拍手をしました。

    そんなことを繰り返していくうちに、高橋さんの会社は社員の仲が良くなっていった
    のだそうです。

    高橋社長の創業からの苦労、努力、勉強が、いま形になって現れているのだと思いま
    した。
    最期に、高橋社長が、「借金があったから頑張れた」と話してくださった言葉が忘れ
    られません。経営はすばらしいです。

    私も今年度は、経営の領域に行きます。
    厳しい経営の道ですが、とことんやれば何か残ることは、高橋社長のお話しから実感
    しています。

    頑張りがいがありますね^^




      


  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 16:30Comments(0)

    福祉経営者の仕事

    2014年03月10日

    こんばんは。福祉社労士の前田です。



    一昨日に行った第一回しずか会について書かせていただきます。



    福祉経営者が事業をするに至った思いを形にするために、どんな苦労・工夫をしてい
    るのか交換しあう会でした。



    交換した内容は、

    ・介護保険の制度改正とあわせて、既存の施設をどうしていくのか。

    ・実地指導に対して、単なる事務的な対策を超えた、経営者としての考え方、会社の
    守り方。

    ・高齢者雇用の事例。シニア社員を短い時間の勤務にすることで、働き続けられる環
    境をつくっている。

    ・障害者雇用について、高齢の社員とチームになることで上手くいっている。

    ・高卒職員の育て方、リーダー社員の育て方、離職の少ない職場環境の作り方、求人
    方法など人材について。

    ・新規出店、物件選びの考え方。



    など、でした。



    経営者の皆さんは、小手先の経営論ではなく、「ご利用者へのサービスを続けるのが
    最大のサービス」の考えで、会社を守っていこうとする姿勢が明確でした。



    例えば、

    ・今後の制度改正に備えて、デイサービス利用者を守るため小規模多機能事業所に組
    織替えする

    ・高卒者を喜んで雇って自社で徹底的に育成する などです。



    手間も暇もかかることに、喜んで取り組んでいらっしゃる印象を受けました。





    また、参加者情報交換の様子を見て、福祉経営者は、現場のことを熟知している方が
    良いと再確認しました。単なる効率性、利便性で判断できない「ご利用者目線」が福
    祉経営者には必要だからです。



    一方で、事業を継続させる経営的視点は、絶対に必要です。

    「福祉経営者」は、とても面白い職業です。

    これからも、福祉経営者が元気になるサービスを創っていきます。




      


  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 00:18Comments(0)

    本当に地域に必要な福祉サービスを創ろう!

    2014年03月05日

    こんにちは。福祉社労士の前田です。



    障害者の移動支援サービスについて書かせていただきます。

    移動支援は、自宅から病院・学校・職場等へ移動するのが困難な障害者に、ヘルパー
    が付き添うサービスです。(※行政により学校・職場はサービス外など扱いが異なり
    ます)

    しずかも、毎朝、移動支援のヘルパーさんに付き添っていただき通学しています。



    しずかは、お蔭様で、自分の荷物や定期券を管理し、学校までの道順を理解し歩くこ
    ともできるのですが、知的障害のため、道路や駅のホームで危険がないように気を付
    けること、いつもと違う事態が起きた時(例えば途中でトイレに行きたくなった)等
    の臨機応変な対応はまだ難しいので、ヘルパーさんの見守りが必要なのです。



    今、福祉業務の求人は山ほどあります。新聞に入ってくる地域求人紙を見ても、高齢
    入所施設、高齢・障害訪問事業所、グループホーム等々、地域の福祉事業所がこぞっ
    て求人を出しています。



    時給は、介護職員で1,200円〜1,500円位が一般的です。



    障害移動支援も数社求人を出していました。

    しかし、障害の移動支援サービスのみ、時給1,000円と低いのです。



    これは、理由は単純で、国から入ってくるサービス費が安いからです。

    障害のご利用者に、1時間のサービスをすると、いくらのお金が事業所に入ってくる
    と国の基準で決められているのです。



    しずかへ、毎朝、ヘルパーを派遣してくださる事業所にもサービス費が入ります。

    1時間あたり約1,900円です。



    事業所がヘルパーさんに、時給として1,000円、通勤費として500円払ったら、事業所
    に残る分は、たったの400円です。



    事業所としては、どうにも採算のとれない事業です。

    移動支援を熱心にやっている事業所は少ないですが、やりたくても経済的に持続でき
    ないのが大きな原因であることは明らかです。



    また、ヘルパーさんにしてみても、1時間の支援の前後に通勤があることを考える
    と、実質1時間半〜2時間の拘束で、1,000円の収入です。これは、仕事というより
    は、極めてボランティに近い感覚でやっていただくことになります。



    現状、しずかは、ボランティア精神旺盛なヘルパーさんにお世話になっており、感謝
    しているのですが、このままではいけないと思っています。



    移動支援のヘルパーさんは、障害のある人の生活を支える貴重な仕事です。

    誇りをもって続けられるだけの待遇がなされるべきです。



    少なくとも、高齢のヘルパーさんと同じ1,300円〜1,500円の水準で働けるような仕組
    みをつくれば、もっと多くの人が移動支援のヘルパーとして働けると思っています。



    国のサービス費にプラスして、事業所独自に財源を生み出す仕組みが必要です。

    基本時給部分は国からのサービス費で補いつつも、プラス300円〜500円の部分は、独
    自に出していくしかありません。



    移動支援事業所にカフェを併設して、カフェの収益で、移動支援ヘルパーにプラスア
    ルファの時給を出すモデルはつくれないでしょうか。(移動支援ヘルパーが集まる拠
    点になるかも!)



    移動支援事業所に研修所を併設して、ヘルパー教育を充実するとともに、企業の社員
    研修を受け入れてフィーをいただき、支援ヘルパーの時給分に充てることはできない
    だろうか。(人材を育てて地域の企業に派遣事業もできるかもしれない!)



    国の財源は限られています。

    福祉といえども高齢・障害・子育て等々広いので、国が財源を出せる部分は限られて
    います。

    国としては、誘導していきたい方向に多くの財源を出し、多くの事業者が国が示す方
    向に行きます。



    でも、地域で本当に必要なサービスがあるならば、地域の事業者の努力で、国の財源
    を使いつつも自主的に財源を産み、サービス提供していく形があってもいいと思いま
    す。



    決して簡単ではないけれど、まずは、そんな事業所づくりのスタートラインに付くの
    が今の目標です。



    そのためには、今いただいている仕事を一つ一つやりきること。頑張りましょう!


      


  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 12:46Comments(0)

    市川市民ミュージカル

    2014年03月03日

    おはようございます。福祉社労士の前田です。



    昨日は、しずかとチャレンジドミュージカル(千葉県市川市)を観てきました。

    障がいの人が多数出演する市民ミュージカルです。



    もう9年も続いているとのこと、それなりの品質であることは想像していたのです
    が、実際に観た感動は期待以上、素晴らしかったです。

    しずかも終始手を叩いて、観ていたのが嬉しかったですね。



    障害のある方が多数出演するミュージカル、プロの方とのコラボが実に絶妙でした。



    障がいの人が、ざっと見たところ、50人以上出演していました。障がいの人の人数と
    躍動感で見せ場も多々ありましたが、綺麗に見せるところは、やはりプロの方の演技
    でした。



    あえてはっきりとした言い方をすると、プロの人が主演で、障がいの出演者は盛り立
    て役だろうと感じました。



    障がいの人の出番を無理に多くする演出は全く感じられず、主演・盛り立て役のバラ
    ンスがすばらしく、コラボすることでミュージカル全体の品質が間違いなく高まって
    いました。



    これは、中小企業における障がい者雇用と同じだな、と私は思いました。



    法律を上回って障害者を雇用している中小企業は、「主演」と「盛り立て役」のアク
    セントがきっちり利いています。



    例えば、障がい者雇用率40パーセントを超える物流会社では、正規発送前の段取り作
    業(帳合いや箱詰めを8割方行う等)を障がいのある社員グループが行い、最終工程
    の発送作業(帳合い物・箱詰め物に封をする、住所別に発送する)などを正社員が行
    う役割分担を明確にしています。



    その結果、会社全体の生産性があがっています。障害のある社員の作業グループがあ
    るお蔭で、品質が向上しているのです。



    昨日見た市民ミュージカルもまさしく同じだと思ったのです。



    プロの出演による魅せるパート、障がいのある出演者による躍動感あるパートのアク
    セントが上手く利いて、ミージュカル全体の感動が明らかに増していました。



    私は、ミュージカルを観に行ったのと同時に、ミュージカルの中に、これからの障が
    い者雇用の姿「障がい者雇用をしながら小さな会社の生産性が向上する」を魅せてい
    ただいたのだと思いました。

    元気になるミュージカルをありがとうございました!



    (※上記記述は、あくまで私の感想で、ミュージカル主催者の意図等はいっさい確認
    していません。)




      


  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 06:44Comments(0)

    価値あるサービスを提供する

    2014年03月02日

    こんばんは。福祉社労士の前田です。



    一昨日、2期目の確定申告をしてきました。

    開業前の数値目標には遠く及んでいませんが、でも、これから先の頑張りがいもある
    ということ。前を向いて3期目頑張っていきます。



    よく、「いくら良いサービスをしても続かないと意味がない、だからお金をいただか
    なければ」と言います。確かにその通りです。お金をいただかなければ、続けること
    はできません。



    でももう少し深く考えると、続かないサービスは、お金をいただかないから続かない
    のでなく、実はサービスの質が悪いから続かないのかもしれません。



    福祉サービスの現場では、無償のサービスは、続かないからダメと言います。本当に
    そうなのでしょうか。



    例えば、訪問ヘルパーが、介護保険の枠を外れた大掃除のサービスをしたり、時間外
    のサービスを無償でするような例が挙げられます。



    ヘルパーさんも最初は善意で気持ちよくやっていたのですが、ご利用者に当たり前だ
    と思われると、だんだん重荷になっていき、続かなくなります。



    また、ヘルパー側が一時善意でやっていても、ご利用者にとってすぐに既得権にな
    り、次のヘルパーが無償サービスをしなかったら、ご利用者にとって不満足要因にも
    なります。



    こんな負の連鎖は、サービス提供者側に、「自分はヘルパーとしてご利用者に何を提
    供しているのか」の考えが浅いから起きるのだと考えます。



    ご利用者の身体的・精神的自立を、真に創っていきたいと思うならば、安易に手伝わ
    ず、ご利用者の手伝ってほしい気持ちには共感しつつ、ヘルパーにはできない旨の説
    明や、他サービスの提案などすると思うのです。



    もちろん、ケースバイケースであり、無償でそれをすることが、真にご利用者の自立
    生活に役立つ場合もあります。

    例えば、あるデイサービスでは、デイサービスであるにも関わらず、無償で職員を在
    宅に派遣して、家族に介護指導をしています。まったくお金をいただかずにやってい
    るのですが、ご本人とご家族の「家に居つづたい」前向きな思いを助けるサービスで
    あり、大変に喜ばれています。デイの職員も、仕事が一つ増えるにも関わらず、モチ
    ベーション高くやり続けています。



    その結果、一部ケアマネージャーの共感を得て、新規ご利用者が増えているのだそう
    です。



    だから、本当にお客様に役立つサービスは、有償・無性に関わらず、続くのだと思い
    ます。



    私の事業は、これから三期目に入りますが、改めて、

    「有償・無性に関わらず、仕事を通じて人様に本当に役立つサービスを提供しよ
    う」、

    また、「こちらが売りたい時ではなく、お客様が必要としている時に、かゆいところ
    に手の届くサービスを提供していこう」、このように思い、実践をしていきます。



    その結果、来年の確定申告期には、次なる夢である、福祉サービス事業所の立ち上げ
    に進めていたら最高です!


      


  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 22:53Comments(0)