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Posted by たまりば運営事務局 at

就労移行支援事業所の可能性

2011年06月23日

就労移行支援事業所は、企業就労を希望する障がい者が2年間の期間を決めて通い、
企業実習、ビジネスマナー、職業技術など働くことについて学ぶ福祉施設だ。

私は学生時代に働くことについて学んだ経験が無い。
「学業=働くこと」と考えればそれまでだが、働く意義や楽しさについて
具体的に考える機会はなかった。
社会人になって初めて、仕事をしながら、上司から教わったりしながら経験した。
多分、多くの人が、私と同じようだと思う。
教育の場や社会全体が、働くことについて真剣に考えようとする姿勢に欠けているからだ。

ほぼすべての人が一生のうちに働く経験をする。
だから、働く楽しさ、意義について学ぶ場が学校教育、社会教育の場でもっと沢山あって良い。

就労移行支援事業所は、障がい者が就労する難しさゆえにできた、国が認めた施設だ。
全国で1,500か所以上がある。
全国の就労移行支援事業所が、社会貢献する意識をもって、地域の学校や中小企業に働きかけたら、
日本全国に働くを考える風土ができる可能性がある、私はそう思っている。
具体的には、中小企業研修への協力、インターン学生の事前学習への協力などなど。
こんな仕組みが成り立つよう、社労士として挑戦していくぞ。
  


  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 08:04Comments(0)

    地域作業所hanaを見学しました

    2011年06月22日

    私の障がい者施設でも、英字新聞のエコバッグづくりをしたいと思って、
    実践されている千葉県木更津の地域作業所hanaさんを見学させていただいた。
    快くご教示いただき大変に感謝。
    私の施設利用者も一生懸命に取り組めそうな作業だ。
    ぜひやってみよう。ありがとうございました!

    ところで、レクチャー用のバッグの作り方を書いたプリント(市民向け
    ワークショップなどで使ているそうです)を見てビックリ。
    なんとソーシャルプリンティングカンパニーで有名な大川印刷さんが
    CSR(社会貢献)でプリントしてくださったとのこと。
    志をもった方の繋がりを体感でき、温かい気持ちにさせていただいた。

    地域作業所hanaさんは、正職員4名とパートさんの計7~8名体制で
    作業所を運営している。
    正職員は20~30代で、全員福祉とは畑違いの経歴をもつ。
    それでいて60名超の利用登録者がいる大人気の作業所だ。

    施設長筒井さんのお話しを伺って印象的だったのが、自分の会社の良さを
    追求する姿勢。
    事業が軌道に乗ってくると、施設増設など拡大路線へと向かいがちだ。
    でも、筒井さんは「大きくするのが僕にはあっているとは思わない、今の
    規模でできる良さを発揮していきたい」そんな趣旨のことを、働いている
    7~8名の従業員、利用者の様子を交えながらお話ししてくださった。

    従業員を大切にする、そしてお客様を大切にする、会社のリーダーに求められる
    当たり前のことをしっかり実践されている。
    hanaさんの従業員、利用者さんは幸せだなと思った。

    利用者さんに対する姿勢も、お店の店長が店員さんに言葉かけしている
    乗りである。「体大丈夫?」こんな感じで、本当にごく自然な感じをもった。

    多くの福祉施設で、伝統を重んじるあまり行っていないことを、
    hanaさんでは当たり前に行っている。
    そして、利用者さんから大人気であり、メティアからも沢山取り上げられている。

    最後に筒井さんがおっしゃたこと。「利用者さんが仕事にあわせるのでなく、
    仕事を使用者さんにあわせていくのだ」と。
    Hanaさんでは、エコバッグづくりだけでも相当な規模なのだが、
    石鹸作り、農作業など利用者さんの特技に合わせて様々な仕事をされている。
    人気があって当たり前だと改めて思う。

    良い例は素直に真似ていこう!
    hanaさん、ありがとうございました。
      


  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 07:07Comments(0)

    職場の規則は最低限にしたいこと

    2011年06月15日

    職場の規則は最低限にしたい。

    決めた規則はしっかりと守る、そして、あえて規則にしなくとも、
    一人ひとりが職場と仲間を思いやる意識をもつことにより、
    上手く回る職場を創っていきたい。

    むしろ、安易に規則に頼らず、職場と仲間を思いやる気持ちを
    育てていった方が、時間はかかるが、一人ひとりが愛着をもてる
    職場ができると思う。

    企業でも障がいのある方の職場(福祉事業所)でも同じだ。

    障がいのある方の行動を変えようと支援する時に、
    支援者側が規則を決め、規則に従っていただくことにより、
    行動を変えようとする風潮が目立つ。

    本人の職場や仲間を大事に思う気持ちを育てながら、
    行動の変化を促す支援をしていきたいと私は思う。

    根気がいる作業だが、障がい者支援に関わる仕事の楽しいところでもある。
    だから、まず私が楽しみながら実践していこうと思う。

      


  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 07:07Comments(0)

    チームで仕事をする幸せを考える

    2011年06月14日

    先日、障がいをお持ちの方の就労移行支援事業所
    ジョイワークセンターを訪問した。
    7~8名が一室でパソコン業務に取り組んでいた。

    一番特徴的だったのは、ジョイワークセンターは
    チームで仕事をする充実を感じられる場であること。
    統括リーダーが居て、部門ごとのリーダーが居て、
    お互い連絡をとりあって自分たちで業務改善をしていく
    風土ができている。

    私が職場で仕事をするのに、施設長がいて、
    現場リーダーの私がいて、スタッフがそれぞれの役割を
    担当しながらチームとして仕事を進めていくのと同じだと思った。

    人は人の役にたってこそ幸せを感じられるものだ。
    組織の中で自分の能力を発揮し、人の能力を活かす、
    そんな感覚を誰しもが求めていると思う。

    しかし、障がい者就労支援機関では、個々のスキルアップに
    ついては懸命に取り組んでいるが、チームの役に立つ幸せについて
    考えている例が非常に少ないと感じている。

    ジョイワークセンターは、そんな数少ない事業所の一つ。

    6月26日の多摩就労ネットワーク学習会で、
    ジョイワークセンター松下センター長より詳しい話を聞けることになっている。
    楽しみだ。
    お申込みはこちらから。→http://kokucheese.com/event/index/10840/


    いきいきと働く社会を創っていくために、資格など個の
    スキルアップに目を奪われるばかりでなく、チームや人の役に立つ喜びを
    積極的に感じようとする風土を社会全体に創っていきたい。
    26日の研究会では多くを学ぶぞ!
      


  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 06:47Comments(0)