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福祉施設の現場リーダーへ

2014年02月24日



こんばんは。福祉社労士の前田です。

2月も最終週、だいぶ春らしくなってきましたね。



小さな福祉施設の現場リーダー育成について書かせていただきます。



特別な帝王学プログラムは必要なく、日常的に現場で起きている「様々な問題に正面
から向かうこと」、そして「チャレンジングな目標を立て実践していくこと」、その
繰り返しこそが大切だと思っています。



施設としては、目標を立てる過程、問題に立ち向かう過程を支援することが大事で
す。



目標を立てる過程について。



例えば、ある放課後デイサービスが、今年度新たに「お泊まり事業」を企画しようと
しています。

リーダーは、なぜ「お泊まり事業」を実施していきたいのかを、スタッフに説明し、
お泊まり事業がもたらす影響について、スタッフと共に考える場を設けること、お薦
めしています。



影響については、4項目から評価します。

?ご利用者(見込みの方含む)・ご家族への影響

?スタッフへの影響

?財務・コスト面への影響

?日常業務への影響(普段と異なる業務がどの位発生するか)



4項目から評価することで、個人の思いからくる事業の偏りを修正でき、4項目ごとの
発展性を考え、さらに4項目の関連性を議論していくと、話が発展していきます。



「おとまり事業の継続」が、ご利用者に新たな社会体験の場を与え、口コミで広がる
と新たなご利用者(ファン)獲得に繋がるのではないか。



食事、宿泊場の準備など、新たにしなければならない業務が何十もあるので、残業が
予想される。やりきれば達成感にもつながるのだが、今年の段階ですべきかどうか。



こんな形で、スタッフ参加で考える場をつくることが大事です。

逆に、こんな場をつくることができる人であれば、リーダーとしての適性は十分ある
と考えます。



そんな話し合いの場の作り方を、施設はリーダーに伝えるべきです。



私はそんな考えに基づき、福祉施設を訪問して実践させていただいています。



明日も、「働きやすい福祉施設づくり」のため実践していきます。





  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 21:59│Comments(0)
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