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価値あるサービスを提供する

2014年03月02日

こんばんは。福祉社労士の前田です。



一昨日、2期目の確定申告をしてきました。

開業前の数値目標には遠く及んでいませんが、でも、これから先の頑張りがいもある
ということ。前を向いて3期目頑張っていきます。



よく、「いくら良いサービスをしても続かないと意味がない、だからお金をいただか
なければ」と言います。確かにその通りです。お金をいただかなければ、続けること
はできません。



でももう少し深く考えると、続かないサービスは、お金をいただかないから続かない
のでなく、実はサービスの質が悪いから続かないのかもしれません。



福祉サービスの現場では、無償のサービスは、続かないからダメと言います。本当に
そうなのでしょうか。



例えば、訪問ヘルパーが、介護保険の枠を外れた大掃除のサービスをしたり、時間外
のサービスを無償でするような例が挙げられます。



ヘルパーさんも最初は善意で気持ちよくやっていたのですが、ご利用者に当たり前だ
と思われると、だんだん重荷になっていき、続かなくなります。



また、ヘルパー側が一時善意でやっていても、ご利用者にとってすぐに既得権にな
り、次のヘルパーが無償サービスをしなかったら、ご利用者にとって不満足要因にも
なります。



こんな負の連鎖は、サービス提供者側に、「自分はヘルパーとしてご利用者に何を提
供しているのか」の考えが浅いから起きるのだと考えます。



ご利用者の身体的・精神的自立を、真に創っていきたいと思うならば、安易に手伝わ
ず、ご利用者の手伝ってほしい気持ちには共感しつつ、ヘルパーにはできない旨の説
明や、他サービスの提案などすると思うのです。



もちろん、ケースバイケースであり、無償でそれをすることが、真にご利用者の自立
生活に役立つ場合もあります。

例えば、あるデイサービスでは、デイサービスであるにも関わらず、無償で職員を在
宅に派遣して、家族に介護指導をしています。まったくお金をいただかずにやってい
るのですが、ご本人とご家族の「家に居つづたい」前向きな思いを助けるサービスで
あり、大変に喜ばれています。デイの職員も、仕事が一つ増えるにも関わらず、モチ
ベーション高くやり続けています。



その結果、一部ケアマネージャーの共感を得て、新規ご利用者が増えているのだそう
です。



だから、本当にお客様に役立つサービスは、有償・無性に関わらず、続くのだと思い
ます。



私の事業は、これから三期目に入りますが、改めて、

「有償・無性に関わらず、仕事を通じて人様に本当に役立つサービスを提供しよ
う」、

また、「こちらが売りたい時ではなく、お客様が必要としている時に、かゆいところ
に手の届くサービスを提供していこう」、このように思い、実践をしていきます。



その結果、来年の確定申告期には、次なる夢である、福祉サービス事業所の立ち上げ
に進めていたら最高です!





  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 22:53│Comments(0)
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