たまりば

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市川市民ミュージカル

2014年03月03日

おはようございます。福祉社労士の前田です。



昨日は、しずかとチャレンジドミュージカル(千葉県市川市)を観てきました。

障がいの人が多数出演する市民ミュージカルです。



もう9年も続いているとのこと、それなりの品質であることは想像していたのです
が、実際に観た感動は期待以上、素晴らしかったです。

しずかも終始手を叩いて、観ていたのが嬉しかったですね。



障害のある方が多数出演するミュージカル、プロの方とのコラボが実に絶妙でした。



障がいの人が、ざっと見たところ、50人以上出演していました。障がいの人の人数と
躍動感で見せ場も多々ありましたが、綺麗に見せるところは、やはりプロの方の演技
でした。



あえてはっきりとした言い方をすると、プロの人が主演で、障がいの出演者は盛り立
て役だろうと感じました。



障がいの人の出番を無理に多くする演出は全く感じられず、主演・盛り立て役のバラ
ンスがすばらしく、コラボすることでミュージカル全体の品質が間違いなく高まって
いました。



これは、中小企業における障がい者雇用と同じだな、と私は思いました。



法律を上回って障害者を雇用している中小企業は、「主演」と「盛り立て役」のアク
セントがきっちり利いています。



例えば、障がい者雇用率40パーセントを超える物流会社では、正規発送前の段取り作
業(帳合いや箱詰めを8割方行う等)を障がいのある社員グループが行い、最終工程
の発送作業(帳合い物・箱詰め物に封をする、住所別に発送する)などを正社員が行
う役割分担を明確にしています。



その結果、会社全体の生産性があがっています。障害のある社員の作業グループがあ
るお蔭で、品質が向上しているのです。



昨日見た市民ミュージカルもまさしく同じだと思ったのです。



プロの出演による魅せるパート、障がいのある出演者による躍動感あるパートのアク
セントが上手く利いて、ミージュカル全体の感動が明らかに増していました。



私は、ミュージカルを観に行ったのと同時に、ミュージカルの中に、これからの障が
い者雇用の姿「障がい者雇用をしながら小さな会社の生産性が向上する」を魅せてい
ただいたのだと思いました。

元気になるミュージカルをありがとうございました!



(※上記記述は、あくまで私の感想で、ミュージカル主催者の意図等はいっさい確認
していません。)







  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 06:44│Comments(0)
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