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【介護リーダーに伝えたい100の言葉】

2013年10月03日

介護の現場リーダーをしていると、現場スタッフに対して、本当は言いたくもないの
だけれど、繰り返し注意しなければならないことがでてきます。

 

私は、障害者通所施設ですが、現場リーダーをさせていただいていた時があります。



私が、「同じことを何度も注意しなくてはいけない」を感じたのは、ご利用者に対す
る声のかけ方でした。



知的障害の施設で、ご利用者には、いわゆる問題行動といわれている特徴が、多かれ
少なかれありました。例えば、気分が乗らない日には着替えがものすごく遅くなった
り、疲れる作業の時には急に体調が悪くなったり、何か職員側がわからない理由でパ
ニックになる人もいました。



知的障害があるが故の行動であり、根気強く、寄り添って軽減していくのが、現場ス
タッフの使命です。



でも、このような問題行動に対して「○○さんは、またダメですね」「そんなことし
たらダメですよ!」と、否定的な口調で、声をかけるやり方が、施設に目立ちまし
た。



もっと前向きな声かけをしてほしいと、私はパートさんを何度も注意したくなりまし
た。もっと、長期的な視点で、「あなただったら、いずれはできるようになる」とい
う思いが伝わる声かけをしてほしいと思いました。



私の対応としては、まずは、自分が前向きな声かけに、努めて積極的に取り組むこと
にしました。



それから、毎日の朝ミーティング、月例ミーティングで、「積極的な声かけをしてほ
しい」、例えば、「○○さんなら、きっとできるようになりますよ」といった声をか
けた方が、ご本人にも響くはずだから、ご本人の能力を信じて前向きな声をかけま
しょう、と伝え続けました。



これは、私の実感なのですが、2年間伝え続けると、ガラッと施設の雰囲気が変わっ
たと実感しています。



「あっ、変わったな」と思った時の快感は、今でも忘れられません。



現場リーダーの仕事は、とても面白くやりがいがあると思います。



介護の仕事をするなら、ゆくゆくは現場リーダーを目指そう!思うのです。皆さまい
かがでしょうか?





  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 08:23│Comments(0)
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