今日のクレド

横浜市にある石井造園石井社長様のお話を伺いました。
小さな会社のＣＳＲ活動で有名な会社です。

石井造園は、今日のビールがおいしい働き方をしている
のだと言います。

その働き方は、日本人の古き良き自然観や仕事観、つまり
「お蔭さま」の感覚を大切にするところからなるのだそう
です。

「日本人の自然観・仕事観は、敬い、恐れからなる。物の
一つ一つに神様がいる。トイレにはトイレの神様がいて、
お陰様の気持ちを込めて使わせていただく。自然に恐れと
感謝の念を抱き、収穫物はお天道様のお蔭と思う、そんな
感覚をもっているのが日本人の良さ」だと、石井社長は言
います。

こんなお蔭さまの心で働くと、10万円の仕事を受けた時に、
15万円の価値をご提供しよう、と思うようになっていきます。
そして実際に、期待以上の価値をご提供できたときに、今
日のビールがおいしいと思って飲めるのだそうです。


社員のお蔭さま心を育てているのが、ＣＳＲ活動。石井造園
のＣＳＲ活動は、本業を通じて無理なく行います。例えば、
伐採した木を廃棄するのではなく、40cmほどに切って薪スト
ーブを使っている方に提供する、工事に入った地域の方に気
持ちばかりの苗木をお分けする、そんな活動です。
若い社員は、「何でこんなことするのか」から始めて、相手の
喜ぶ顔を見ていくうちに、達成感を得ていくのだそうです。

キーワードは、「無理なく（本業を通じて）」、そして「続け
る」にありそうです。


「今日のビールがおいしいお陰様の働き方」、日々実践してい
きたいものですね！


写真は、石井造園様でのワークショップの風景。
整理整頓が本当に行き届いています。