障害者雇用「場の力」
2012年07月13日
10年前から障害者を雇用をしている小さな物流会社
の部長さんから聞いた話。
当時、最初に雇用した障がい者が、まったく仕事ができ
なかった。最初の2年間はほとんど遊ばせておいて給料
だけ払っていた。3年雇ったら辞めてもらおうと思って
いたところ、3年目に入った時に、突然仕事を始めたそ
うである。
部長はこれを奇跡と言っていた。部長と話している最中に、
「腰を据えて仕事をする」とか「石の上にも3年」と繰り
返しおっしゃて、この出来事の衝撃度が伺えた。
紹介した人は、重度判定の知的障害者だそうである。とて
も幸せな人だと思う。
奇跡が起きた原因は、部長さんの温かいお人柄の故もあるし、
本人の潜在的な能力の高さもあるし、また、何より、物流会
社という生産性の高い「場の力」もあったと強く思うのである。
もし、知的障害の彼が、福祉作業所の中で作業指導を受けてい
たなら、もちろん一定の進歩はしただろうが、このような劇的
な変化はなかったかもしれない。
障害がある人が生産性の高い場にいることのできる仕組みづく
りは重要だ。
改めて勉強させていただいた。頑張ろう!
の部長さんから聞いた話。
当時、最初に雇用した障がい者が、まったく仕事ができ
なかった。最初の2年間はほとんど遊ばせておいて給料
だけ払っていた。3年雇ったら辞めてもらおうと思って
いたところ、3年目に入った時に、突然仕事を始めたそ
うである。
部長はこれを奇跡と言っていた。部長と話している最中に、
「腰を据えて仕事をする」とか「石の上にも3年」と繰り
返しおっしゃて、この出来事の衝撃度が伺えた。
紹介した人は、重度判定の知的障害者だそうである。とて
も幸せな人だと思う。
奇跡が起きた原因は、部長さんの温かいお人柄の故もあるし、
本人の潜在的な能力の高さもあるし、また、何より、物流会
社という生産性の高い「場の力」もあったと強く思うのである。
もし、知的障害の彼が、福祉作業所の中で作業指導を受けてい
たなら、もちろん一定の進歩はしただろうが、このような劇的
な変化はなかったかもしれない。
障害がある人が生産性の高い場にいることのできる仕組みづく
りは重要だ。
改めて勉強させていただいた。頑張ろう!
Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 23:25│Comments(0)