たまりば

多摩のビジネス・経済 多摩のビジネス・経済昭島市 昭島市

福祉サービス事業所職員の働き甲斐VolⅠ

2011年12月30日

福祉サービス事業所職員の働き甲斐について、私は社労士として
お手伝いできることが沢山あると思っています。

良く言われるのが、介護が好きで入職したのに、理想と現実のギャップ
から、働き甲斐を見出せずに他業種に転職すること。

なぜなのでしょうか。

一般に働きがいは、2つの要因(①衛生要因と②意欲要因)が
バランスよく配分されて満たされると言われます。

①衛生要因とは、給与、福利厚生、働くルール、環境といった働く基礎的な条件に関すること。
②意欲要因とは、仕事のやりがい、達成感、仕事を通じて自己の成長を感じられる、といったことです。

今日は①衛生要因について思う所を少し書きます。

まずは、給与。福祉職は、「仕事がきつい割に給与が低い」とよく聞きます。

福祉サービス事業所の主任レベル(部門のリーダーレベル)で、
年収400~450万程度の方が多いのが現状です。
一般職レベルだと年収300万を割るところから始まる方も沢山います。

確かに、贅沢な暮らしはできないです。
しかし、単身であれば普通に生活していける年収のように私は感じます。

問題は、職員が家族をもった時に事業所としてどんな待遇ができるか、
また、若い介護士さんが将来の見通しをもって働ける環境を用意できるかだと思います。

対応としては、
a手当(家族手当、住宅手当など)を手厚くする
b育児休業や短時間勤務を取りやすくする
c施設内託児所を設ける

などが考えられます。

a~cに渡って、一般的な内容ではありますが、一つ一つ掘り下げると、
色々なアイデアが浮かんで楽しいです。

特に、ダイバシティ(多様)な人材活用に関わるb~cについて、施設経営の
向上につながる可能性が大いにあると感じています。

続きは、また明日書きます。



  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 23:32│Comments(0)
    上の画像に書かれている文字を入力して下さい
     
    <ご注意>
    書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

    削除
    福祉サービス事業所職員の働き甲斐VolⅠ
      コメント(0)