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障がい者就労の自主勉強会

2011年10月02日

多摩いきいき就労ネットワークは、障がい者の働く感動を身近に創っていきたい人の集まりです。
去る9月25日(日)に、第二回多摩いきいき就労研究会を開催しましたので概要をご紹介します。

当日は、障がいをもった当事者の方、親御さん、就労支援をしている方など立場は様々でしたが、
“障がい者が働く感動を身近に創っていきたい”をキーワードに17名が集まりました。


 講師は、ジョイコンサルティング株式会社社長の木村志義さん。「ジョイコンサルティングの障がい者雇用の取り組み」と題して、障がい者専用の人材紹介会社を設立した当初の志から、その後の様々な紆余曲折や思いを語っていただきました。

昨今は、プロジェクターで映像を映しながら説明するスタイルが多いですが、木村社長のノー原稿で参加者に語りかける姿には、会場の皆が引き込まれました。

木村社長の語りを聞いて、特に印象に残ったことを書きます。
・人がやらないことをする発想で、障がい者の人材紹介を始めた。
・どうやったら利益をあげる仕組みをつくれるのか常に開拓する姿勢をもっている。既存の成功例の一部修正を良しとしないフロンティアスピリットに溢れている。
・今の成功におごらず、毎年どうしたら良いのかを考える姿勢がすさまじい。その結果、2006年の精神障害者を障がい者雇用率に算定する改定、その後の障がい者自立支援法の制定など大きな動きを追い風に成長できている。
等々、思いを30分ほど語っていただきました。

その後は、参加者が6名程度のグループに分かれての熟議の時間。
「障がい者就労を応援するために何が必要か」「障がい者就労を応援するためにあなた自身は何ができるか」というテーマで意見交換しました。

特に印象に残った言葉を紹介します。
・障がい当事者同士が助け合う、就労支援ネットワークのような活動があると良い。
・自分が障がいを受け入れるようになった過程を、同じ障がいの人に話したい。
・家族の支援の輪を広げよう。特に男性家族が参加できる輪を。
・勉強会巡りが趣味のようになって楽しんでいる。親が動くと色々なことが変わってくる。(親御さんより)

等々。他グループでも活発な熟議が行われていました。
全体的に、自分で何かをしていきたい、変えていきたいという前向きな意見が目立ちました。参加してくださった皆様に感謝します。

今回は第二回目の研究会でした。第一回目から日があいたにも関わらず、引き続き参加してくださる方が多く、今後の会の方向性が見えてきた気がしています。
次回研究会は1月、12月にはミニ学習会も予定しています。
皆さんの輪で、多摩地域に障がい者が働く感動を沢山創っていきましょう!



  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 21:24│Comments(0)
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