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福祉施設は地域を元気にします!

2014年02月03日

おはようございます。福祉社労士の前田です。



ある訪問事業所を伺った時の話です。

「うちのヘルパーは全員、高齢者も障害者も対応できます」とおっしゃっていまし
た。

事業所で月に1回技術勉強会を行い、年に1回事業所として介護福祉士の模擬実技試験
も行っているのだそうです。



決して、スタッフが豊富な大手事業所ではありません。

一軒家を改装して、訪問だけ行っている地域密着の事業所です。

でも、手作りの勉強会で、地域内の多くの人を惹きつけています。



介護ヘルパーとしての喜びは、介護技術を通して、大勢の方のお役に立てることで
しょう。そして、事業所の役割は、介護ヘルパーの喜びを最大限に発揮してあげる場
づくりだと思います。



前述の事業所は、まさに、介護ヘルパーが技術を磨き、小さな地域の中で、高齢、障
害と多様な特性をもったご利用者と出会う機会を提供しています。



福祉・介護事業を経営するとは、「つなぐ」ことなのだと勉強になりました。

介護サービスを必要としている人と、介護サービスを提供できる人のマッチングで
す。

高齢の方のヘルプを学ぶ場はヘルパー学校など沢山ありますが、障害の方へのヘルプ
を学べる場は中々ありません。

前述の事業所は、事業所独自に勉強会を行うことで、より多様なマッチングを可能に
しているのです。



多くの福祉・介護事業所で、「人がいない」という声を聞きます。でも、正確には
「介護技術をもった人がいない」のであって、その原因は、事業所として技術をもっ
た人を育てる努力が足りないように感じます。



介護事業所こそ、人を育てましょう。そして、多くのご利用者と支援者のマッチング
を実現して、地域の人の豊かな人生を演出していきましょう。

目先の手間と費用はかかりますが、人を育てることが、ひいては事業所の長期的な発
展にもつながると思うのです。







  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 09:29│Comments(0)
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