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ゆっくり成長する福祉施設はなぜ良いか?

2014年01月26日

こんばんは。福祉社労士の前田です。




ゆっくり、じっくり成長している福祉施設の話をさせていただきます。



先日、ある障害者就労支援施設のミーティングで、新人職員さんが言っていました。



「先日新しい作業に入り、作業支援する職員側に自信がないと、ご利用者も不安にな
られた。だから、経験はなくとも、職員の立場を精一杯こなそうと心がけた。する
と、ご利用者も素直に聞いてくださったり、助けてくれたりすることがわかった。」



福祉の現場では、理論の学習も大事ですが、こんな現場からの新鮮な気づきが、何よ
り働く力になると思います。



もちろん、経験の浅い職員とご利用者が関わる時に、施設側として、ご利用者に危険
や失礼の無いよう配慮は欠かせません。



でも、経験が無いからとできる仕事を限定するよりも、みきり発車的にでも現場をこ
なしていった方が、新鮮な気づきが起こると思います。



そして、大事なことは、任せっぱなしではなく、気づきを共有できる場を、施設とし
て作ってあげることです。

冒頭の施設でも、共有の場を月1回設けています。

共有すると、異なる意見が出てくるのですが、その意見の違いについて、「なぜそう
思うのか」議論する過程を大切にしています。



人件費も時間もかかるやり方です。「これを守ってください」とマニュアルを課した
方が手っ取り早いです。

でも、本当に個々が達成感を得る働き方(=真に良質なサービス)を求めるならば、
ゆっくりじっくり、職員の気づきを共有する場を設けていく以外の道はないと思って
います。



こんな考えに共感してくださる施設様とお付き合いできるよう、私自身もゆっくり、
じっくり成長していきます。







本日は、しずかとカップヌードルミュージアムに行ってきました。

発案者の安藤百福は、48歳でチキンラーメンを、61歳でカップヌードルを、そして95
歳(すごい!!)で宇宙食ラーメンを発明したのだそうです。

新鮮な気持ちで挑戦し続けること、絶対にあきらめないこと、誰でも安藤百福になる
チャンスはあるのだと確信しました!







  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 00:14│Comments(0)
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