福祉経営者の仕事
こんばんは。福祉社労士の前田です。
一昨日に行った第一回しずか会について書かせていただきます。
福祉経営者が事業をするに至った思いを形にするために、どんな苦労・工夫をしてい
るのか交換しあう会でした。
交換した内容は、
・介護保険の制度改正とあわせて、既存の施設をどうしていくのか。
・実地指導に対して、単なる事務的な対策を超えた、経営者としての考え方、会社の
守り方。
・高齢者雇用の事例。シニア社員を短い時間の勤務にすることで、働き続けられる環
境をつくっている。
・障害者雇用について、高齢の社員とチームになることで上手くいっている。
・高卒職員の育て方、リーダー社員の育て方、離職の少ない職場環境の作り方、求人
方法など人材について。
・新規出店、物件選びの考え方。
など、でした。
経営者の皆さんは、小手先の経営論ではなく、「ご利用者へのサービスを続けるのが
最大のサービス」の考えで、会社を守っていこうとする姿勢が明確でした。
例えば、
・今後の制度改正に備えて、デイサービス利用者を守るため小規模多機能事業所に組
織替えする
・高卒者を喜んで雇って自社で徹底的に育成する などです。
手間も暇もかかることに、喜んで取り組んでいらっしゃる印象を受けました。
また、参加者情報交換の様子を見て、福祉経営者は、現場のことを熟知している方が
良いと再確認しました。単なる効率性、利便性で判断できない「ご利用者目線」が福
祉経営者には必要だからです。
一方で、事業を継続させる経営的視点は、絶対に必要です。
「福祉経営者」は、とても面白い職業です。
これからも、福祉経営者が元気になるサービスを創っていきます。