働くことは自分を表現すること

前田豊(社会保険労務士)

2011年08月13日 23:55

体は丈夫、手先は器用、人とのコニュニケーションもとれる。
就職するための職業訓練校などにも通った経験があり、働く意欲が強い。
なのに就職できない軽度知的障がいの男性がいる。

過去に就職しては長続きしないことを繰り返し、結果、
福祉作業所に落ち着いている。
ゆくゆくは就職したいと本人は言ってはいるが・・・。


色々な原因が考えられるが、一つ言えるのは、地域的に働く選択肢が少ないこと。
働くことの素晴らしさを身近に感じられる場所が無い。
支援者も含めて、「就職=困難」のイメージで固まっている。

働くことは、人生で自分を表現できる最も素晴らしい場であるのに・・・残念だ。
今の彼にとって、就職することよりも、働く素晴らしさを理解できる経験が必要だと思う。
その為にどうすればよいのか、また明日書きたい。