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福祉施設の管理者を夢のある職に!

2014年02月12日



こんばんは。福祉社労士の前田です。



今朝も横浜界隈は、雪が降りましたね。



先日の大雪では、福祉施設の現場管理者は、大変な思いをされたことでしょう。



例えば、デイサービスの管理者ならば、デイを開けるべきか否か迷った人が多いので
はないでしょうか。デイを閉めれば、一人暮らしのご利用者が心配であり、デイを開
設すれば、送迎など危険が予想されます。



訪問に至っては、どのご利用者を優先すべきか、迷いに迷ったのではないでしょう
か。



もちろん、現場管理者に限らず、福祉に関わる大勢の方がご苦労されたと思います。



しかし、誤解を恐れずいうならば、現場管理者の気苦労は、一介護者とはまったく異
なると思っています。常に判断の岐路に立たされているからです。



最終的な決断は、施設長レベルが出すのでしょうが、今日の現場の動き方を決定する
役割は、現場管理者がしている場合が多いです。



私が現場管理者をしていた時も、そうでした。



明日大雪が予想されるとき、台風が予想されるときに、施設の開所をどうするのかい
つも悩みました。東日本大震災の時も、計画停電で施設の開所時間をずらしたりと、
調整にかなりの労力を費やした記憶があります。



このような福祉現場の意思決定を喜んでできる人材が、福祉業界には必要です。



意思決定できる教育が必要ですし、意思決定できることに対するしかるべき手当が支
払われるべきだと思います。



以前、ある入所施の職員アンケートを見させていただいた時に、「現場管理者にだけ
はなりたくない」という声が多く、ショックを受けたことがありました。実際に介護
職員として真面目にキャリアを積んできたにもかかわらず現場管理者になったとたん
に仕事が上手くいかなくなり、介護業界から離れてしまう事例が少なくないと聞きま
した。



本来、「自分の裁量で仕事ができる」管理者の仕事は、何にも代えがたい働く喜びに
なるはずです。



私が現場管理者をしていた時も、雪などの時に、変則的な施設運営をしたいと施設長
に申し出ると、大きな間違いが無ければ、ほとんどの場合許可していただきました、
今思うと、調整は大変でしたが、何よりやりがいを感じる職業だったと思っていま
す。



教育体制が不十分であったり、待遇が業務に比して不釣り合いであるために、現場管
理者を失っては、福祉業界が発展していきません。



現場管理者を教育するプログラムや賃金体系、社労士として福祉施設に広めていきま
す。

また、明日より行動します!





  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 06:31│Comments(0)
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