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福祉施設職員こそ目標をもつ!

2014年02月01日

おはようございます。福祉社労士の前田です。



福祉施設の職員が目標をたてる勉強をしてきました。

目標を立てるとは、経営者がするものと思われがちですが、

現場の職員、特に現場の管理者レベルは明確な目標をもったほうが良い仕事ができる
と思います。



特に、現場レベルで目標を立てる時に注意したいのが、「偏らないこと」です。

福祉の現場では、多くの人が強烈な「思い」をもって仕事に臨んでいます。

「○○さんの笑顔が見られるように」

「○○さんのご家族が少しでも休めるように」

「障害のご利用者の工賃が少しでも上がるように」

などなど、単に自身が受ける金銭的な報酬を超えて、使命感をもって仕事をしている
人が、私の周りにも沢山います。



使命感をもつのは素晴らしいこと、元気に働く原動力になります。

でも、行き過ぎて、働くバランスがとれなくなると、過労で仕事が続けられなくなっ
たり、上司や周囲と対立が目立つようになります。

お恥ずかしながら、私も、障害施設の管理者時代に、随分、上司やパートさんと対立
しました。自分では、バランスに気を付けながらしているつもりでも、知らず知らず
のうちに偏ってしまっていたのだと、今になって思います。



だからこそ、福祉の現場職員こそ、バランスの良い目標を立てるべきです。

紙に書いて、客観的に自分を見つめ直す時間が必要だと思います。

?ご利用者へのサービス

?スキルアップ(現場のスタッフ全員の)

?売上・コスト削減

?日々の業務の継続



上記の4点に分類して、目標(1年後のありたい姿)を書き出していきます。

そして、一つの分類に書いた目標を現実化していくために、他分類とバランスをとっ
ていきます。

例えば、?ご利用者へのサービスで、「ご利用者○○さんの笑顔が見られるように」
と、一年後のありたい姿を描いたとします。

すると、?日々の業務の継続で、「帰りの挨拶を、ニッコリ笑顔でする、今までも挨
拶はしているがニッコリ笑顔を継続する」

そしえて、?スキルアップの項目で「月例のミーティングでニッコリ笑顔の挨拶を練
習する」

という風に、ありたい姿の実現に向けて、実践レベルで考えられるようになります。



何より、未来のありたい姿を考えているときの、現場職員の皆さん方の顔が、いきい
いきとしています。

一つでも多くの福祉施設で実践をしていただきたいです。

働きやすい福祉施設づくりすすめていきます!









  • Posted by 前田豊(社会保険労務士) at 10:23│Comments(0)
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